「淡路島と言えば玉ねぎ」と言われるほど、言わずと知れた淡路島の特産品。道の駅やお土産屋さんを訪れると、玉ねぎの直売をはじめ、玉ねぎスープ、玉ねぎドレッシング、玉ねぎポテトチップスなどなど...玉ねぎに関連する商品だけで目移りするほど、玉ねぎ商品が並んでいます。そんな淡路島が誇る特産物玉ねぎですが、一体なぜそんなに有名なのでしょうか?また、他の地域で採れる玉ねぎとの違いは一体何なのでしょうか。淡路島に行ったら玉ねぎを買わずにいられなくなる、淡路島玉ねぎの美味しさの秘密とおすすめ商品を紹介します。
淡路島玉ねぎの魅力
淡路島の玉ねぎはなぜ有名?
皆さんは淡路島玉ねぎと聞くと、どんなイメージがありますか?「甘い」「柔らかい」「辛くない」この3つが淡路島玉ねぎの特徴として、よく謳われているポイントです。一般的な玉ねぎに比べて甘くて食べやすい、その美味しさから地元の人だけではなく観光客にも、淡路島を代表する特産品として親しまれている淡路島の玉ねぎ。なぜそれほど有名になるくらい美味しい玉ねぎが作れるのか。その理由は淡路島の気候・地形にあります。淡路島は一年を通して平均気温が16度前後と比較的温暖で、この温度が玉ねぎを作るのに最適な温度だと言われています。また、気候だけでなく瀬戸内の豊かな風土が玉ねぎが辛くなるのを防いでくれて、甘くて食べやすい玉ねぎに育つのです。一言でいうと、淡路島は玉ねぎ作りに最適な環境であるということです!
甘さの秘密
一般的な玉ねぎと比較して、淡路島産の玉ねぎは糖度が高いとされています。JA全農兵庫によると、一般的な玉ねぎの糖度は約5度であるのに対し、淡路島産の玉ねぎは約9〜10度の高い糖度を持っています。フルーツ並みの糖度のためそのまま生で食べても甘みが強く、その美味しさは全国的にも有名です。その理由は、瀬戸内の豊かな風土にあります。土壌にミネラルが多いと玉ねぎが甘くなると言われていますが、淡路島では玉ねぎを栽培する際に、牡蠣の貝殻やしらすを肥料としており、玉ねぎの辛みを少なくすると言われる海のミネラル成分が豊富に含まれています。そのようなミネラルたっぷりの土壌で育てられた淡路島玉ねぎは、他のものと比べて「甘さ」が際立っていくんですね。また、玉ねぎの辛み成分である「ピルビン酸」が少ないため、より甘みを強く感じられます。辛くない玉ねぎなので、お子様でも食べやすいのも、淡路島玉ねぎの特徴といえます。
美味しさの秘密
一年の平均気温が16度前後の淡路島。日照時間が長いため、玉ねぎづくりに最適です。また、気候だけでなく、瀬戸内の豊かな風土も淡路島玉ねぎが美味しく育つために一役買っています。先ほど説明したように、ミネラルたっぷりの土壌で育てられることで甘くて美味しい玉ねぎになります。もう一つの秘密は、「時間をかけて丁寧に育てられている」ということです。一般的な玉ねぎだと4ヶ月ほどで収穫されますが、淡路玉ねぎの場合は約6〜7ヶ月もの時間をかけて丁寧に育てられます。収穫後は淡路島伝統の玉ねぎ小屋に吊り下げます。淡路島を車で走っているとよく見るあれです。玉ねぎ小屋に吊り下げをして、自然の風を利用してゆっくりと乾燥させることで水分がほどよく抜け、さらに糖度が高まるんだとか。
秘密はちりめんじゃこ?! 道の駅あわじおすすめの玉ねぎ 絶品「五色浜ゴールド」って
淡路島で取れる 玉ねぎの品種は
淡路島玉ねぎは、いつ収穫されたかによって「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」の4種類に分類されます。
極早生(ごくわせ)
もっとも早い時期に収穫される種類。「新玉ねぎ」とも言われます。辛味がほとんどなく、とてもやわらかいのが特徴。お料理の主役としても◎。水分量が多く、10日ほどで消費するのをおすすめします。収穫時期は3月下旬から5月です。
早生(わせ)
極早生と同じく「新玉ねぎ」といわれる種類です。特徴は極早生に近いですが、水分量は極早生に比べると少なめ。保存期間は2〜3週間前後です。サラダなど、生で食べるのにも適しています。収穫時期は5月です。
中生・晩生(なかて・おくて)
茶色い皮の、もっともポピュラーな種類の玉ねぎです。晩生は一番糖度が高い種類。極早生や早生に比べると辛みは強いですが、加熱すると甘さやコクが引き立つため、炒め物や煮込み料理、お鍋に適しています。さらに、長期保存も可能で、風通しのいい場所であれば30日以上保存可能です。収穫時期は6月です。
道の駅あわじイチ押し玉ねぎ「五色浜ゴールド」の魅力
淡路島洲本市に位置する「五色浜」で、道の駅あわじの契約農家さんによって作られる玉ねぎ。土地柄、西風が強く、潮風にさらされます。先ほども述べたとおり、植物はミネラルを含む塩類を浴びると、糖分をギュっと内に蓄積する性質があります。浜手だからこその潮しぶきに含まれる豊かな海のミネラルと、淡路島の特産品であるちりめんじゃこから作られたこだわりの有機肥料で、「五色浜ゴールド」はより甘く、旨味いっぱいに育つのです。五色浜ゴールドの販売期間は、4月中旬から11月頃。この時期のたまねぎは火を通すことで甘くなるのが特徴です!炒め物や煮物にもおすすめです。
道の駅あわじおすすめ 玉ねぎ商品
道の駅あわじには、収穫したばかりの玉ねぎを販売する直売所をはじめ、玉ねぎドレッシングや玉ねぎスープといった加工品など、淡路島玉ねぎに関連するお土産がたくさん。観光客の方にも人気な“淡路島ならでは”の玉ねぎ商品をご紹介します。
淡路島 玉ねぎポン酢
月1500本超の売れ行きを誇る、道の駅あわじのヒット商品「淡路島たまねぎポン酢」。一本あたり、贅沢にも、たまねぎ2玉をすりおろした特製ポン酢です。爽やかなすだち風味のポン酢に、淡路産たまねぎのすりおろしを交えた風味と味わいは格別。お鍋はもちろん、ハンバーグや焼き肉のソースやつけだれに、また焼き魚やしゃぶしゃぶサラダのかけダレとしてもオススメの一品です。実はこの商品、コロナ禍で淡路島のたまねぎの売れ行きが滞ったことをきっかけに、誕生しました。地域の農家が苦境にさらされる中、どうにか廃棄に回すことなく、おいしい淡路産のたまねぎを活用した商品を作ろうと立ち上がった道の駅あわじスタッフの志が詰まった商品です。何10トンという在庫を抱えながら、新しい商品作りを手がけ、今ではリピーターも多く、品切れになるほどの商品なんだそう。
淡路島 玉ねぎステーキソース
淡路島自慢の玉ねぎの美味しさが手軽に楽しめて、かけるだけでご家庭のお料理を格上げしてくれるので、お土産としても、お取り寄せ商品としても人気の一品。1パックにつき、淡路島産の玉ねぎ約5個分ものピューレを贅沢に使用して作り上げたステーキソース。玉ねぎの旨みがたっぷりでクセになる美味しさ。加熱した玉ねぎの甘みがお肉の旨味を引き出してくれるので、これをかけるだけで、簡単にステーキがもっと美味しくなる絶品ソースです。
商品はこちら>ステーキソース400g - 淡路島玉ねぎのお取りよせ
淡路島 玉ねぎスープ
淡路島たまねぎ100%使用した、道の駅あわじオリジナル「たまねぎスープ」。売れ筋上位を誇る、たまねぎスープセットは、リピーターも多い商品です。コンソメ味のスープとクリーミーなポタージュがセットになっています。夏場にかけては、芳醇なたまねぎの香りとコクに、さっぱりとした口当たりが特徴のコンソメ味、冬場にかけては濃厚で芳醇なたまねぎの香りとコクが楽しめる、まろやかな口当たりのポタージュ味が人気。両品ともに温かく召し上がれるだけでなく、冷製スープとしての活用もできる、手軽に淡路のたまねぎの凄さを感じられる商品として人気です。個包装で日持ちもするので、ご自宅用としてはもちろん、お土産用としても喜ばれる商品です。
淡路島 新玉ねぎ「五色浜ゴールド」
道の駅あわじの契約農家である斉藤さんが、丹精込めて栽培した淡路島産の新玉ねぎ「五色浜ゴールド」は辛みが少なく甘みが強く、一番の特徴はそのみずみずしさ。「五色浜ゴールド」の新玉ねぎは春にしか味わえない限定商品なんだとか。新玉ねぎは、通常の玉ねぎよりも早く芽が育ち、保存期間が短い食材。それゆえに出荷が難しく、淡路島現地を訪れた方だけに絞って販売されていました。ですが、入荷とともに売り切れてしまうほどの人気商品だったため、買えなかったお客様からも淡路の新玉ねぎを自宅で味わいたいとの声が多かったそう。そこで、道の駅あわじでは、もっと多くの人に味わってもらいたいと、契約農家からの入荷に合わせて、通販での予約販売会を始めたそうです。週末限定の受注販売で、月曜日から順次入荷した新玉ねぎを配送しているみたいですよ。(春季限定)新玉ねぎのみ3,000円以上のお買い上げの場合、送料無料になるそうなので、ぜひ一度通販でも試してみたい商品です。
淡路島 新玉ねぎ「オイスターラブ」
玉ねぎなのに、海の幸である「牡蠣」というワードが品種名に入った「オイスターラブ」。一体どんな玉ねぎなのでしょうか。実はこの玉ねぎは、道の駅あわじのスタッフが、島内で大量に生産されるたまねぎを、単に生産者から仕入れて販売するのではなく、もっと美味しく、もっとオリジナリティをもった商品として売り出せないかと思案した結果、誕生した商品だそうです。冬季に破棄されていた「牡蠣殻」を有効活用して、たまねぎが栽培される土壌に有機肥料として再活用しています。だから名前に「オイスター」が入っていたのですね。牡蠣殻に含まれるミネラルやリン酸がたまねぎの成長に一役買っていて、ミネラルたっぷりの牡蠣殻を使った肥料で畑を肥やすことで、栄養分が多く含まれた美味しいたまねぎが誕生したんだとか!こうした取り組みは、牡蠣殻を提供する道の駅あわじ→肥料として使用して玉ねぎを育てる農家→玉ねぎを仕入れる道の駅あわじと、地域内の循環をも後押しし、海と農地をつなぐ活動となっています。ただ「美味しい」だけでなく、地域を活性化させる商品としても、特産物は淡路島を支える大事な役割をになっているんですね。このような海と農地をつなぐ商品が、今後もっと増えていくのが楽しみです。
商品はこちら> オイスターラブ5KG(玉ねぎ)
玉ねぎポテトチップス
淡路島玉ねぎが手軽に食べられるおやつになった、大人気の商品。淡路島の玉ねぎパウダーで濃厚に味付けされたポテトチップスで、 テレビ番組「ザワつく!金曜日」で「第1回 ご当地ポテトチップス決定戦」No.1に輝いたこともある、ご当地自慢の商品です。市販のポテトチップスよりも多めの量が入っていますが、パンチの効いた濃いめの味付けがクセになり、気付くと完食してしまうほどの美味しさ。お酒のおつまみとしても良さそうな一品です。また、大人から子どもまで楽しめる味付けになっているので、これなら玉ねぎが嫌いな子どもでも楽しめそうです。乾きもので日持ちするので、職場や友達へのお土産としてもぴったりですね。道の駅あわじのお土産屋さんや、道の駅あわじの公式通販でも購入できます。
商品はこちら>玉ねぎポテトチップス - 淡路島玉ねぎのお取りよせ
玉ねぎバーガー
「淡路牛」と「淡路島玉ねぎ」、淡路島が誇る名産品の最強タッグが楽しめるお店が道の駅あわじにあります。淡路牛や淡路島産の玉ねぎを使ったご当地ハンバーガーのテイクアウト専門店「淡beー」です。メディアなどにもよく取り上げられ、看板メニューの「淡路牛バーガー」のほか、オニオンフライの入った「淡路島バーガー」などが人気のお店。甘辛の自家製醤油で柔らかく煮込まれた淡路牛と、甘みのある玉ねぎの相性が抜群で、大人から子どもまで美味しくいただける味付けになっています。テイクアウトのみですが、周辺には屋外ベンチがあり、瀬戸内海の壮大な景色を見ながら食事を楽しむことができますよ。
まとめ
瀬戸内の豊かな気候と風土で育ったからこその唯一無二の甘みが特徴の「淡路島玉ねぎ」。時期によっても採れる種類が異なるので、スーパーなどで淡路島玉ねぎが並んでいる際は、皮の色にも注目です。時期ごとに玉ねぎの種類に合わせたベストな調理法で、お料理に挑戦してみてくださいね。玉ねぎ本来のおいしさが引き立って、より美味しく食べられるはず。また、淡路島には、淡路島玉ねぎ関連のお土産や玉ねぎを使ったお料理を手軽に楽しめるお店もたくさんあるので、ぜひ現地を訪れた際には足を運んでみてくださいね。