「甘い」「柔らかい」「辛くない」その美味しさから多くの人々に愛され、代表的な特産品として親しまれてい淡路島の玉ねぎ。
そんな淡路島玉ねぎの美味しさの理由や種類、美味しく食べられる時期をご紹介していきます。
淡路島の玉ねぎの特徴
「甘い」
一般的な玉ねぎと比較して、淡路島産の玉ねぎは糖度が高いとされています。
JA全農兵庫によると、一般的な玉ねぎの糖度は約5度であるのに対し、淡路島産の玉ねぎは約9~10度の高い糖度を持っています。
フルーツ並みの糖度のためそのまま生で食べても甘みが強く、その美味しさは全国的にも有名です。
「柔らかい」
果肉が柔らかく、水分豊富でみずみずしいのも大きな特徴。
カレーやシチュー、煮物などの加熱料理でとろとろに煮込むのもおすすめ。甘味がさらに引き立ちます。
「辛くない」
辛さの元となるピルビン酸が少なく、一般的な玉ねぎよりも辛みが強くありません。辛い玉ねぎや独特の香りが苦手なお子様にも◎。
美味しさの理由
温暖な気候と海のミネラル豊富な土壌
一年の平均気温が16度前後の淡路島。日照時間が長いため、玉ねぎづくりに最適です。
また、牡蠣の貝殻やしらすを肥料としており、玉ねぎの辛みを少なくすると言われる海のミネラル成分が豊富に含まれています。
時間をかけて丁寧に育てる
一般的な玉ねぎだと4ヶ月ほどで収穫されますが、淡路玉ねぎの場合は約6~7ヶ月もの時間をかけて丁寧に育てます。収穫後は淡路島伝統の玉ねぎ小屋に吊り下げ。自然の風を利用してゆっくりと乾燥させることで水分がほどよく抜け、さらに糖度を高めています。
淡路玉ねぎの種類・一番美味しい時期
いつ収穫されたかによって
「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」
の4種類に分類されます。
極早生(ごくわせ)[新玉ねぎ]
収穫時期:3月下旬から5月
もっとも早い時期に収穫される種類。「新玉ねぎ」とも言われます。
辛味がほとんどなく、とてもやわらかいのが特徴。お料理の主役としても◎。
水分量が多く、10日ほどで消費するのをおすすめします。
早生(わせ)[新玉ねぎ]
収穫時期:5月
極早生と同じく「新玉ねぎ」といわれる種類です。
特徴は極早生に近いですが、水分量は極早生に比べると少なめ。
保存期間は2~3週間前後です。
サラダなど、生で食べるのにも適しています。
中生・晩生(なかて・おくて)
収穫時期:6月
茶色い皮の、もっともポピュラーな種類の玉ねぎです。
晩生は一番糖度が高い種類。
極早生や早生に比べると辛みは強いですが、加熱すると甘さやコクが引き立つため、炒め物や煮込み料理、お鍋に適しています。
さらに、長期保存も可能で、風通しのいい場所であれば30日以上保存可能です。
豊かな淡路島の環境と丁寧な栽培で、甘くやわらかな玉ねぎは作られています。
淡路島玉ねぎは収穫時期によって種類が異なりますが、
道の駅あわじでは「今食べていただきたい」厳選した地元農家さんの玉ねぎをセレクトしています。
淡路島の玉ねぎの美味しさを、ぜひ一度味わってみませんか?