淡路島 道の駅あわじはどんなところ?グルメ情報やおすすめのお土産まで

「道の駅」をひとつの旅の目的として、楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。

 

道の駅にはその土地の農産物や魚介類、手作りの民芸品や特産品等、その土地の魅力や底力のようなものがこれでもかと詰まっており、道の駅に立ち寄るだけでその土地のことに少し詳しくなったような気さえしてしまいます。旅の「通過地点」としてだけではなく、旅の「ゴール地点」としても楽しめる”テーマパーク”のようなエンターテイメント性の高さも、道の駅の魅力ですよね。

 

かく言う私も、旅をする際には道の駅を楽しみにしている一人。今回仕事でとあるプロジェクトに携わり、関西と淡路島を行き来することになったのですが、なんと淡路島には島内に道の駅が4つも存在しているんだとか。

 

ちなみに、私は関西圏に長年住んでいる割に、恥ずかしながら淡路島についての知識はほぼほぼゼロに等しいものでした。ですが、今回仕事で訪れることになったのも何かの縁、調べてみると実は、淡路島は「すごい島」だったんです。一般的に淡路島と聞いて思い浮かぶのは「玉ねぎ」や「しらす」のような有名どころが多いのではないでしょうか。例にもれず私自身もそうでした。

 

淡路島のすごさは、その特産物の多さにも見てとれます。軽く特産物をあげていくと...

 

『たまねぎ、レタス、はくさい、キャベツ、みかん、いちじく、びわ、カーネーション、バラ、ストック、淡路島牛乳、淡路ビーフ、イカナゴ、シラス、淡路島3年とらふぐ、たこ、ハモ、マダイ、サワラ、海苔、ワカメ、手延べそうめん、、』決して原稿の文字数稼ぎではないですよ。本当に特産品が多いんです。農業や漁業や特産品のバケモノのような島。そして、さらに驚くべきはなんと食料自給率110%。淡路島は島内のみで島民全員プラスアルファを食べさせていくことができる島なんです。ちなみに日本全国での食料自給率は38%。いかに淡路島がすごいかわかります。言うなればまさに、淡路国。




道の駅あわじのご紹介

淡路島にある4つの道の駅


さて、いよいよ待望の道の駅の話を。

 

一つの島に魅力が凝縮されすぎている淡路島は、前述の通り島内に道の駅が4つも存在します。淡路島の北端にある道の駅あわじ、北東にある道の駅東浦ターミナルパーク、南西端にある道の駅うずしお、南西の港にある道の駅福良の全部で4箇所。


4つの道の駅の中で、最初に誕生したのが「道の駅あわじ」。淡路島の北端 淡路市岩屋にある明石海峡大橋の付け根に位置しており、京阪神方面からも立ち寄りやすい道の駅です。ダイナミックな明石海峡大橋と目の前に広がる海の眺望で人気の道の駅なので、淡路島初心者でも一度は名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。


淡路島にある道の駅2つ目は、「道の駅東浦ターミナルパーク」。名前の通りバスターミナルがあり、島内はもとより高速舞子、三ノ宮、新神戸、岩屋行きのバスも発着し、交通アクセスも良好。そんな道の駅東浦ターミナルパークに来たら外せないのが東浦物産館。タコを丸ごとプレスして焼いた迫力満点の「たこの姿焼き生せんべい」や、伝統産品の「吹き戻し」などが販売されています。「吹き戻し」はお祭りなんかでよく見かける、口に咥えて息を吹きこむとピーと音がしながら紙が伸びる、あの懐かしのおもちゃです。


3つ目は南あわじ市の南西端に位置する「道の駅うずしお」。日本で最もうずしおに近い道の駅と言われています。大鳴門橋を間近に臨み、時間帯によっては渦潮が見える「道の駅うずしおレストラン」が人気。(現在はリニューアル工事中)


そして最後は、同じく南あわじ市に位置する「道の駅福良」。世界一の大きさを誇る渦潮を船に乗って見ることができる「うずしおクルーズ」が有名で、無料の足湯で旅の疲れを癒すことができるのも嬉しい観光スポットです。

 

 

道の駅あわじの基本情報


 

ここまで淡路島にある4つの道の駅を簡単に紹介しましたが、その中でも個人的な”最推し道の駅”はひとつ目に紹介した「道の駅あわじ」です。「道の駅グランプリ」を受賞していて、全国の道の駅で顧客満足度1位を獲得した屈指の人気スポット。


人気の理由は、グルメ、景観、レジャーなど、”さまざまな目的で訪れた人がもれなく楽しめる施設である”という点にもありそうです。


道の駅あわじの施設には、まず別館にレストラン海千館というお店があります。明石海峡で獲れた新鮮な魚介類を使用した海鮮料理が楽しめ、生しらす丼・海鮮丼・焼きガキ・ふぐの唐揚げ・鯛めしが人気です。特に、期間限定の生しらす丼は「道の駅あわじ」で人気ナンバーワンのメニュー。毎年10万食を販売しており、全国でも数カ所でしか味わえない「生しらす」をご飯にたっぷりのせた丼は絶品です。


本館の外には淡路島のブランド牛となる淡路牛と淡路島のブランド玉ねぎをたっぷりのせたご当地ハンバーガーを扱うバーガーショップ、淡路島の新鮮な野菜や果物を取り揃えているとれとれ市があります。淡路島玉ねぎをはじめ、レタス、ビワ、いちじくなどが人気です。


本館の1階にはいかなごの釘煮、海苔の佃煮、若布の佃煮、釜揚げしらす、ちりめんじゃこ、塩わかめなど人気の淡路島の名産や特産を取り揃えたお土産店があります。


アクセスは、淡路インターチェンジから車で約3分と良好。淡路インターチェンジの出口を右折して、県道31号線を進んで坂道を降り、淡路松帆交差点を右折すると道の駅あわじに到着します。


駐車場は、普通車約70台、大型車約10台、身障者用2台。駐車場とトイレ(身障者用のみ)が24時間利用可能で、車中泊や夜釣りも楽しめます。目の前が豊富な漁場として有名な明石海峡であるために釣りスポットとしても人気で、サビキ釣りなどで、小型の回遊魚が狙えるそう。


余談ですが、2021年には、道の駅内に「ポケふた」と呼ばれるポケットモンスターのキャラクターと地域の魅力がデザインされた世界に一枚だけしかないマンホールが設置されました。実は兵庫県内に設置されたのは淡路市が初めて。淡路市内に全部で3枚設置された「ポケふた」のうち、1枚が道の駅あわじに。道の駅あわじに設置された「ポケふた」に描かれているのは、大人気キャラクター「伝説のポケモン ルギア」。物語の中でルギアが登場する”うずまきじま”は、淡路島がモデルになっていると言われており、マンホールのデザインもそれを連想させるうずしおが描かれていて、淡路島にぴったり。ポケモン好きは見逃せない「ポケふた巡り」、子どもと一緒に楽しめそうなのも良いですよね。


少し話が脱線してしまいましたが、せっかくなので、グルメが充実している道の駅あわじで聞いたお土産ランキングを発表したいと思います。合わせてECサイトのリンクも貼っておくので興味がある方はぜひ覗いて見てください。


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名称 道の駅あわじ

所在地 656-2401 兵庫県淡路市岩屋1873-1

TEL 0799-72-0201

駐車場 大型:10台 普通車:92(身障者用2)台/無料

営業時間 (平日)9:30~17:30(土日祝)9:00~17:30 ※12~2月の平日は17:00まで

交通アクセス 淡路ICから車で5分(出口信号右折)

ホームページ http://michi-awaji.co.jp/

温泉の有無 なし

Instagram

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道の駅あわじお土産ランキング!

1位 いかなごのくぎ煮100g

淡路島では、いかなごは「春告魚」とも呼ばれ、いかなご漁の始まりで春の訪れを感じる、そのくらい島民の生活に根付いた食べ物。醤油を用いたシンプルな甘辛い味付けで、恐ろしいほど白ごはんが何杯でもいけてしまうので、この時期は”いかなご太り”に注意です。もし道の駅で買えなかったり、また食べたくなったら、上記オンラインストアで買うことができるのも、いかなご好きにはうれしいです。


2位 玉ねぎポテトチップス 

淡路島の玉ねぎパウダーで濃厚に味付けされたポテトチップス。実際に食べてみましたが、2人で食べるつもりが、先に開けて食べてしまったが最後、パンチの効いた濃いめの味付けで止まらなくなり、1人でほとんど食べてしまいました.... お行儀が悪いと思いつつ、指についたパウダーまで余すことなく舐めたくなるおいしさです。


3位 新芽海苔(新物) 

実は道の駅あわじで10年以上販売されているロングセラー商品。淡路島で育った海苔を用いたトロふわの食感が忘れられないと好評の新芽海苔の佃煮。収穫期の初めに刈り取られた産毛状の海苔は、「赤ちゃんの髪の毛」と例えられるほど、その柔らかさが特徴です。まだ食べたことがない方はぜひ。海苔の佃煮のイメージが変わること間違いなしです。


4位 たまねぎスープ(コンソメ)

言わずと知れた「淡路島たまねぎ」だけを贅沢に使った淡路島たまねぎ100%のスープ。芳醇なたまねぎの香りとコク、さっぱりとした口当たりが特徴のコンソメ味のスープ。冷製でも楽しめるので夏場にもぴったりです。お湯で溶かすだけで淡路島たまねぎ100%の旨みが凝縮されたスープが楽しめる手軽さは、ご家庭用にはもちろん、ギフトとしても喜ばれますよ。


5位 たまねぎスープ(ポタージュ)   

こちらも淡路島たまねぎ100%のスープ。冬場にかけては濃厚で芳醇なたまねぎの香りとコクが楽しめる、まろやかな口当たりのポタージュ味が人気。手軽に淡路のたまねぎの凄さを感じられるので、リピーターも多いんだとか。



やはり、玉ねぎ・海産加工物強し!どちらも道の駅あわじを訪れた際には絶対に試してほしいグルメです。オンラインショップで気軽に購入できるものもあるので、気になる商品があったら、URLからチェックしてみてくださいね。



道の駅あわじのご当地グルメ情報

続いて、現地で楽しめるグルメや施設。道の駅あわじの魅力は充実したお土産だけではありません。例えば昼食をどこで食べるかというお店選びにも苦労してしまうほど、魅力的なお店が勢揃いしています。魚やお肉などジャンルもさまざまなので、行くたびに違うおいしさに出会えるのも道の駅あわじの魅力と言えます。



おさかな共和国 えびす丸

おさかな共和国えびす丸は、淡路島の道の駅あわじにある海鮮丼で人気の食堂。淡路島北端の明石海峡大橋の付け根にあり、目の前が明石海峡という抜群のロケーションを誇っています。

生しらす丼をはじめ、鯛の卵かけご飯、海鮮漬け丼、島のさわら炙り丼など獲れたての魚介類を盛り付けた海鮮丼が人気で、ナンバーワンメニューの生しらす丼は、毎年10万食を数えるほど人気なんだとか。

屋外の芝生広場にはテラス席があり、迫力ある橋や海の絶景を眺めながらご当地ランチを堪能できます。淡路島の近海で獲れる鮮魚は見た目も鮮やかで味も抜群に美味しいですよ。


電話:0799-72-0001(予約不可)

営業時間:(3月~11月)平日9:30~17:30・土日祝9:00~17:30、(12月~2月)平日9:30~17:00・土日祝9:00~17:30

定休日:年中無休(元旦のみ午後営業)

公式HP:https://kaisenkana.wixsite.com/tavern

座席数:約80席前後、店外にフリースペース200席以上

クレジットカード:


生しらす丼:1000円

淡路の鯛ご飯玉子かけ:980円



レストラン 海峡楼

道の駅あわじの2階にある和食レストラン「レストラン海峡楼(ミラ・ドール)」は、淡路島のランチでもおすすめされるお店。ランチは、淡路島牛丼、淡路島生しらす丼、穴子丼、釜揚げしらす丼など淡路島の食材をふんだんに使用した地産地消の料理がおすすめです。海鮮や淡路牛をふんだんに使用した料理が自慢。

店内のテーブル席とバルコニーのテラス席の他、お座敷もあるので家族連れでも楽しめます。


電話:0799-72-0201

公式サイト:https://michinoekiawaji.shopinfo.jp/

営業時間:11:00~17:00(L.O.)

定休日:無休

座席数:50席(テーブル席、テラス席、座敷席)

 

生しらす丼:1380円(税込)

穴子トロ蒲重:1580円(税込)

淡路島牛丼:1580円(税込)

鰻天丼:1280円(税込)



バーガーと牛丼の店「淡be-」

「淡be-」は、道の駅あわじ内にあるテイクアウト専門のファストフード店。ランチタイムの人気メニューは、淡路牛バーガー。淡路牛をニンニク入りの自家製タレで炒め、からしマヨネーズとマスタードをサンドした旨辛ハンバーガー。他にも、バーベキュー味、オニオンビーフ味、ピリ辛味、塩だれ味など、バリエーションがあるのも嬉しい。隣接する芝生広場のテラス席でお食事を楽しめます。


電話:0799-72-0201

公式サイト:https://awagyubg.wixsite.com/awajiburger

営業時間:9:30~17:30

定休日:年中無休

座席:なし(屋外テラス席200席以上)


淡路牛バーガー:580円

淡路島バーガー(オニオン&ビーフ):630円

チキン南蛮バーガー:480円

島っ子ドッグ:480円

 

 

駅ナカ食堂

道の駅あわじのレストランで一番リーズナブルなのが、フードコート方式の「駅ナカ食堂」。実は地元の漁師さんや道の駅の関係者が通う大衆的なお店。とはいえ食の国淡路島で海鮮の美味しい海沿いにあるお店なので、おのずとそのレベルは高くなっています。美味しい食材が驚きの量でかつ驚きの価格で食べられるコスパ抜群のお店なのです。海鮮にこだわらず、気軽に淡路島の色々なものをたくさん食べたいときには「駅ナカ食堂」がオススメです。



おみやげ店

おみやげ店は、その名の通りお土産物屋さんです。お土産の種類がとにかく豊富。淡路島に来たら絶対に買いたい釜揚げしらす、ちりめんじゃこ、塩わかめ、いかなごの釘煮、海苔の佃煮、若布の佃煮などの海産物加工品や淡路産玉ねぎ、淡路島米、季節の野菜、季節の果物などの農産物、淡路島玉ねぎてんぷら、ちくわなどの練り製品。

さらに「淡路島といえば」な玉ねぎドレッシング、前述のグルメランキングにもランクインしていた玉ねぎスープ、玉ねぎチップスなどの玉ねぎ加工品はもちろん、生菓子・箱菓子などのスイーツ類、キーホルダー、バッヂなどの雑貨製品なども。



よくある質問

淡路島の魅力的なスポットやお店、グルメなど...まだまだ書ききれない程たくさんありますが、ぜひ実際に行ってみたい!と思われた方に、よくある質問をまとめておきます。よろしければ旅の参考にしてください。


行き方・料金はいくらかかりますか?

淡路ICを出て、淡路IC前の信号を右折。そのまま淡路サンセットライン(県道31号)直進し、淡路IC前の信号の次の信号を右折します。最後の信号を右折すると明石海峡大橋の下を通る道に出ますので、その道を走り、明石海峡大橋の下を通り過ぎたら、すぐ左手が道の駅あわじです。

信号を右折すると見えて来るので間違えることはないと思いますが、駐車場の入り方などには気を付けてください。


高速道路料金は、大阪から淡路ICまでですと最安で約2330円程度ですが(「法円坂インターチェンジ」から高速に乗った場合)、距離や時間帯によって異なる場合があります。

 

どのような体験をするのがおすすめですか?

釣りや景観、温泉も楽しめます。道の駅あわじは、目の前が豊富な漁場として有名な明石海峡であるため、釣りスポットとしても人気です。サビキ釣りなどで、小型の回遊魚が狙えます。


また、駐車場の隣には「松帆アンカレイジパーク」という公園が併設されています。「アンカレイジ」とは、園内にそびえ立つ明石架橋のメインロープを引っ張っているコンクリートでできた巨大建造物のこと。明石海峡大橋の迫力ある景観を身近に体感できるスポットとして人気です。


周辺施設として、車で約5分の位置に温泉施設「美湯 松帆の郷」もありますので、明石海峡大橋を臨む温泉リゾートで、旅の疲れを癒すことができますよ。

 

 

実際に道の駅あわじを訪れた方のクチコミは?

“道の駅内にあるお店で鯛ご飯の卵かけを注文しましたが、鯛の切り身が厚く食べ応えがあり美味しかったです。明石海峡大橋を眺めながら食べるランチは最高でした。お土産も沢山購入しました。”


“屋外にテーブル席がたくさんあり、テイクアウトしたり弁当を持参して食事できます。私は生しらす丼を目当てに来たので、店内で食べました。値段も手頃でとても美味しかったです。駐車場があまりなくて、昼前に臨時駐車場が解放されました。目の前が海で気持ちよかったです。”


https://www.jalan.net/kankou/spt_28682aa1030000453/kuchikomi/  


現地のグルメで人気なのは生しらすや鯛などの海鮮のようですね。明石海峡大橋や海など景観を楽しみながらのいただく食事は、格別であること間違いなしです。



いかがだったでしょうか?何度訪れても、必ず「おいしい発見」また「楽しい発見」がある。それが道の駅あわじの魅力だと、私は思います。皆さんもぜひ道の駅あわじで、自分だけの「おいしい発見」「楽しい発見」に出会ってくださいね。

 

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